れ、冷凍庫より寒いって？？？・・・ハルビン紀行

春節休暇を利用して中国黒竜江省の省都、ハルビン市へ観光に。
この季節にハルビンに行くというと、中国人の友人の反応は、とても寒いのになぜ？？というのと、氷祭りだね？というもの。そう、冬はマイナス20度以下になるという厳寒の地で、その寒さを利用して冬に「氷祭り」（「氷灯会」）が開催されるので、それを見るために一泊で赴いた。

到着時のアナウンスで、「気温マイナス28度」との紹介。あとで考えるとマイナス18度では？と思ったけど、いずれも未体験の寒さであるには変わりなし。空港到着後、ガイドさんに連れられて、まずは凍った川を観に。凍った川は北京でも珍しくないが、ここは氷が1メートル以上、その上を人が歩いたり、あそんだり。。。僕も歩いてみたけど、極寒のためか氷の上でも全く滑ることなく普通に歩けたのが不思議な体験だった。

その後、「太陽島」なるところで雪まつりを見学。内容は札幌雪まつりと同様、雪像がならんでいた。。。が、ここは人工雪。雪像がある地域以外にはまったく雪がないのは少々不思議な感じ。でも、いずれにしてもとっても寒い。。。ちなみに出で立ちは、頭には毛糸の帽子、耳あて、上半身はヒートテックにTシャツ、その上にシャツを着て更にトレーナーその上から膝までのダウンコート、下半身はヒートテックにジーンズ、その上からオーバーズボン、足は現地で買った靴の中に中敷とホカロン。。。ここまでやって、なんとかしのげるっていう感じ。それでも日が暮れると、顔が痛くなってマスクは離せない。。。。ホント。

太陽島のあとは、近くの氷祭りの会場に。夜がきれいとのことで、近くの休憩場（「便利店」と書いてある）でしばし時間つぶし。そうそう、ここの近くのトイレが男女兼用（！）。。。。寒いし、ほかにないのでやむなくそこに行ったけど、男女が同じ列でトイレを待つというのは、生まれて初めての経験だった。。。でも、男性のほうが回転早いから、やはり分けたほうが全体最適と思った。。。

さて日が沈み始めたときに入場。。。あとは、日が暮れるにつれてライトアップも始まり。。幻想的な世界に。
とても寒い、でもとてもきれいな世界だった。。ちなみに夜の気温はマイナス30度！！！

さて日が変わり、朝から少々遠いところに。ハルビン駅の近くのホテルから車で40分。ついた先は、少し昔、日本でも話題になった731部隊の跡地。毒ガスや細菌兵器など研究開発し、現地の人を使って人体実験をしたというところ。日本人向けツアーには含まれないらしいが、せっかくなので歴史を学ぶためにも訪問。個人的には、昔「悪魔の飽食」を読んで衝撃を受けたこともあり、その場に足を入れることでその時の思いが頭に浮かんできた。。。ハルビン行かれる方、時間があればぜひ一度。ここで紹介するにはあまりに重い内容で記載できないので、ぜひとも自分の目で確認を。

さて、731部隊跡地を見て少々冷静というかトーンダウンした気持ちのまま、次の観光地に。龍塔なるタワーに。ここで上に上って市内を俯瞰。さて、そのあとは。。。なんと凍った川での「寒中水泳」！これは一人50元の入場料を払うショーで、凍った川をくりぬいたプールに張られた水（どうして凍らないのか？）に、水着姿のおじさんおばさんが次々と飛び込んで。。。。ショーとはいえ、少々痛々しいものがあった。。。

最後に教会を見て、空港に。9時過ぎに戻った北京もマイナス10度だったが、マスクなしでも、手袋なしでもある程度大丈夫であった点、やはりハルビンとは違うと思った次第。。。

今日は26日北京は良い天気。外に行って正月風景を見てこようっと。。またそれは後日アップする予定。

今回はこれでおしまい

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